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冷野澤 大地

文化財調査部調査課 調査員

冷野澤 大地

2018年入社

インタビュー

Interview

Q. 冷野澤さんの役職を教えてください。今はどんな仕事をしていますか?

A. 文化財調査部調査課の調査員です。

Q. 入社の経緯を教えてください

A. 入社年は2016年です。小学生のとき、映画を観て考古学に興味を持ちました。大学では近代史を専攻し、考古学サークルにも入っていて、そのまま好きだった事が今の仕事に繋がりました。

初めて担当した現場

Q. 初めて担当した現場について教えてください

A. 初めて担当した現場は墨田区内の遺跡です。介護施設を建設するための緊急調査でした。期間は二週間。お盆中の急ぎの調査でした。

Q. 墨田区内の遺跡では、どんな遺物が出ましたか?

A. ここは鉄道の駅があった場所で、近代の遺物が沢山出土しました。これはガラスの瓶です。

Q. 現場写真に水道管の写真が多くありましたが、工事と関係しているのですか?

A. はい。調査にあたって、敷地内に水道の蛇口が無かった為、工事に使う水道の接続が必要でした。このように調査員は調査以外にも工事的な作業も行います。

Q. 調査区から水が出ていますがこれは何ですか?

A. これは近世の池の跡です。池の淵から木枠が一緒にでてきました。土地を掘削するため、調査中に水が湧いてしまうと、作業は難航します。ポンプで水を抜く作業が大変でした。

Q. 初めての現場で大変だったこと、学んだことを教えてください

A. 調査前の資材調達や、事務所の設置、水道工事が大変でした。初めての事が沢山ありましたが実際にやってみると、工事系のことは上手くできました。工事の事は現場でしか学べないので、入社後から他の社員さんを見て学びました。

直近の現場

Q. 最近担当した現場について教えてください

A. 今担当しているのは千代田区内の遺跡です。集合住宅地でビルが建つ予定の場所です。規模は500平米。期間は5か月ほどです。

Q. 穴から柱が沢山出ていますがこれは何ですか?

A. 近代の建物基礎です。礎石・ろうそく石といいます。ここまで綺麗に立っていることは珍しいですね。この遺構は近代の屋敷跡です。

Q. この段差は何ですか?

A. 調査の為に作る段差です。犬走(いぬばしり) といいます。深く穴を掘って調査する時、崩れない様に安全に掘るために作るものです。1メートル掘るのに対して50センチ幅で作っています。

加藤建設の仕事

Q. 初めの頃と比べて、成長したと思うこと、気づいたことはありますか?

A. 初めての調査から3年経ちました。調査の段取り、掘削方法等かなり熟知しました。

Q. 仕事のやりがいを感じるのはどんなときですか?

A. すべての調査が終わって報告書が完成した時です。自分たちの成果が目に見えて形になる瞬間です。

Q. 会社の雰囲気を教えてください

A. みんな仲が良く、明るい雰囲気です。

Q. 今後、挑戦したいことはありますか?

A. 近代メインの調査がしてみたいです。古代の遺構と違ってコンクリートなど、人工物が中心になるので興味があります。

Q. 将来の仲間に向けてメッセージをお願いします

A. 実際に現場に立って当時の遺構や遺物に触れられる仕事なので、楽しいと思います。

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