インタビュー

Interview

九州営業所

加藤 賢樹

加藤 賢樹

九州営業所 所長

2020年入社

髙木 佳南子

髙木 佳南子

九州営業所 職員

2023年入社

九州営業所について

九州営業所は2023年に開設した加藤建設株式会社の地方営業所です。

Q. 営業所の仕事について教えてください

髙木さんA.現在は、埋蔵文化財の整理作業の業務を中心に行っています。
具体的には、発掘調査で見つかった遺物を観察し必要な情報を図にして記録する「実測作業」や、手書きの図面をグラフィックデザインツールなどを使用してパソコン上でトレースをする「デジタルトレース」を行っています。
「実測」といえば、方眼紙に鉛筆で記録をする方法が主流ですが、九州営業所では3Dスキャナーを使った最新デジタル技術を活用した記録方法にも挑戦しています。
また、今後は、埋蔵文化財の発掘調査事業や保存活用事業にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。

Q. 営業所の構成、雰囲気を教えてください

加藤さんA.所長、調査員1名と、作業員としてパート・アルバイトの方が一日平均4名が働いています。
全体的な割合でいうと女性の多い職場で、学生さんもいらっしゃいます。
パート・アルバイトの全員が未経験なので、社員が基礎から指導しながら作業をしています。他の仕事にはない作業に皆さん戸惑いながらもお互いに支え合い、和気あいあいとした雰囲気です。

Q. みなさんの職務を教えてください。今はどんな仕事をしていますか?

加藤さんA.役職は所長です。
営業所における全体的な職務の進捗や渉外的な業務を担当している他、営業も兼ねているので、外回りなどもしています。
営業活動に関しては、営業方針の策定と実行、検討と反省を踏まえての方針の再策定とその実行といった具合です。
所長としては、九州営業所における経営資源の把握や分析、それを踏まえた経営方針の検討も職務として行っています。
上記の2点について、業界の慣行や動向を踏まえた当社の位置づけという点でリンクしたものとして一体的に捉えるように心がけています。

髙木さんA.役職は調査員です。整理作業では主にデジタル技術を使った記録保存の担当です。
3Dスキャナーによる遺物の実測、作業員さんへ技術指導、PCで遺構・遺物のトレース作業を行っています。

Q. 入社の経緯を教えてください

加藤さんA.もともとご縁があり、アルバイトから社員として入社しました。大学では法学を学んでいましたが、アルバイトを通して文化財に触れていくことでその面白さに気づきました。
職務柄、専門知識が重視されることの多い業界ではあるのですが、だからこそ他分野の知識も生かせるのではと思いました。
社内・社外共に考古学の専門家の方々が多いですが、法学と考古学との間が遠いからこそ、双方をつなげる人材になれるのではと考え入社しました。

髙木さんA.わたしは文化財に関わる仕事がしたくて、大学で考古学を学びました。卒業してからは、行政で文化財の仕事をしていましたが、結婚を機に福岡へ引っ越すことになり、その際、加藤建設の求人に出会いました。
調査や記録だけでなく、文化財の保存活用事業にも取り組んでいるため、様々な方面から文化財にアプローチできる環境に魅力を感じ、入社しました。

加藤建設の仕事

Q. 仕事のやりがいを感じるのはどんなときですか

加藤さんA.所長という立場を預かってから、日々色々なことを経験しているところです。
紆余曲折ありながらも自分の成長を感じたときにやりがいがあります。
やはり経験からでしか学べないことが多くあるので、現在の立場を通じて様々勉強させてもらっています。
後は、当然ではありますが営業活動を通じて手応えを感じたとき、営業として成果にし得るものを得たときにやりがいを感じます。顧客の方々と信頼関係を築くことが重要ですので、その点を達成できた時は嬉しいです。

髙木さんA.文化財のすごさや、楽しさなど、誰かと感動を共有できた時に、一番やりがいを感じます。
調査や整理作業などの仕事を終えたときの達成感ももちろん他では得られない感動なのですが、その魅力を一般の方に知っていただき、一緒に文化財を盛り上げていくことがなによりの喜びです。

Q. 会社全体の雰囲気を教えてください

加藤さんA.皆さんフランクです。

髙木さんA.個性的な方が多いです。また、業務ではしっかり役割分担がされているので、自分の仕事に集中できる環境が整っていると思います。女性も多く、ワークライフバランスのとれる職場環境です。

Q. 今後、挑戦したいことはありますか

加藤さんA.九州営業所として受注できる幅を広げたいです。
まずは弊社の柱である埋蔵文化財調査業務を万全に受注できる体制を作らなければなりません。
東京本社での勤務経験を踏まえると、やはり現場作業から報告書の刊行まで一貫で受注できる体制を構築したいですね。
また、それ以外の業務にも挑戦していきたいです。

髙木さんA.発掘調査から報告書の作成、保存活用まで、総合的なサポートができる調査員になることです。
また、最新技術や文化財の最新情報なども積極的に学び、研究していきたいと思っています。

Q. 将来の仲間に向けてメッセージをお願いします

加藤さんA.埋蔵文化財調査は、過去の歴史を後世へと伝えていく責務を担っています。不動産開発や土木事業といった社会全体の便益を増大させる事業と、過去の歴史を保全するという公益的な価値とを調和させるために重要な業務です。
また、その地域地域に根付いた歴史は、当然に尊重しつつ業務を遂行しなければなりません。
要求される知識量も多く、大変な時もありますが、やりがいもあるので頑張りましょう!

髙木さんA.この仕事は、膨大な知識や忍耐力も必要な大変な仕事だと思います。それでも、新しい発見に出会えた時の感動は格別です。つらいときに支えてくれる個性的な仲間もいます!一緒に楽しくお仕事しましょう!